1470人が本棚に入れています
本棚に追加
「冴、お風呂に入ってこいよ」
ニュースが終わった後、直輝が声をかけてきた。
「はい」
私直輝が準備してくれたパジャマと下着を持って、お風呂に行った。
お風呂に入った後、私はどうなるの?
もう顔の腫れも大分ひいてきた。
これから長い夜を直輝と2人きり。
シャワーを浴びながら、これからの事を考えると身体が震えてきた。
まずは髪を洗おうと、シャンプーの容器を取った時、シャンプー台の下から、髪の毛をくくるゴムを発見した。
これは誰の?
まさか、私と同じように顔を変え、この部屋に監禁した女性がいたの?
お風呂場や洗面所に女性の跡がないか丹念に調べた。
直輝は綺麗好きなのか、ここでは、これ以上の物を見つける事は出来なかった。
最初のコメントを投稿しよう!