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ノートを読み終わると、すぐにノートを元の場所に戻した。
奈津子さんは、直輝に殺されたのと同じ。
私もこのままでは殺される。
桃香を殺されるぐらいなら、私が犠牲になろうと思っていたけど殺されるのは怖い。
奈津子さんのノートを読むまでは、私は無意識にきっと警察がここを見つけて助けてくれると思っていたような気がする。
殺される恐怖はそこまで感じなかった。
今は怖くて仕方がない。
死にたくない。 桃香助けて!
高橋警部、どうか私を見つけて!
祈るように願った。
「冴、そろそろ寝ようか?」
直輝がお風呂から出てきた。
私が奈津子さんのノートを見つけた事がバレたら、殺されるかもしれない。
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