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気が付いたのは、次の日の朝だった。
「冴!おはよう。
よく寝ていたね」
直輝の顔を見て、昨日の事を思い出した。
起き上がって自分の姿を見ると何も着ていなかった。
すぐに布団を被って身体を隠した。
「直輝、服を下さい」
私が頼むと直輝は笑いながら、服を取ってきてくれた。
「冴。今日は水色のワンピースにした。
冴によく似合いそうだ。
着てごらん」
「恥かしいから、出て行って」
直輝の前で着替えるのが嫌で頼んだけど、直輝はニヤニヤ笑うだけで出て行ってくれない。
仕方なく布団に隠れるようにして着替えた。
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