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山口さんに、もう一度消毒をしてもらった。
「俺は、ここに、2、3日泊まっているから。
明日からは病院があるから、朝と仕事が終わってから、消毒をするよ」
山口さんは、直輝と私に向かって説明した。
「わかりました。
冴の痛みがひいたら、マンションに連れて帰りますから、もう少しよろしくお願いします」
山口さんは、私達を見て頷いた。
診察室を出た後、私達は部屋に戻った。
「直輝、携帯を借りていいかな?
母だけには連絡したいの。
昨日、病院に行かなかったから心配してると思うし」
「今はダメだ。
ここが警察にバレる訳にはいかない」
「わかりました」
直樹に逆らう訳にはいかない、素直に頷いた。
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