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監禁
目を開けると車は駐車場に止まっていた。 車を降りると駐車場に停まっている車は高級車ばかり。
高級そうなマンション。
直輝と一緒にマンションの入り口に向かった。
直輝が機械に手を当て指紋認証をすると、マンションのドアが開いた。
防犯設備がしっかりしているのを見て、逃げることの難しさを感じる。
直輝の部屋は701号室。
4LDK。
直輝はここで一人暮らしをしているのだろうか?
あまりの広さに驚いた。
「冴。ようこそ。我が家へ」
直輝は機嫌よく私に話しかけてくる。
「今日から、ここが冴の家だからね。
ただし、1人で部屋から出るのは許さないよ」
笑っているのに、直輝の目は冷たく光っている。
「はい」
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