第1章

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「先輩!!ずっと前から(脚が)好きでした!付き合ってください!!」 「あ?おめーは何度も何度もしつけーなぁ。かっこの中が見えてんだよ、阿呆」 教室の巷ではサブゾーンと噂の(違う)廊下側の列の 前から三列目。 友人と昼飯を食ってると いつの間にか常連の“やつ”がくる 「ゆっきーも懲りないね~、今日で通算38回目だよ? あと2回で40回達成、おめでたおめでた~」 「朝菜先輩 棒は悲しくなります……」 朝菜がパンで もごもごと口を動かしながら やる気のない拍手をすれば 目の前のやつは眉毛を下げながら ぼそぼそと つぶやく 「朝菜はなんで 数えてんだよ」 妊娠か阿呆 「で、先輩 返事は? 」 「すーくん、付き合ったら~お似合いだよ 」 「すーくんやめれ」 「無視?!先輩無視ですか、」
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