第1章

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「ナニしたの~?」 「お前らまじ黙れ、声でかいんだよ…」 横目でちらりと周りをみると すげー見られてるし、 男子校ならまだしも(いや、男子校も駄目かもしれんが、)ここは共学だ。 周りに女子がいるにも関わらず 特に接点もない上級生(男)に懐き、好きだの付き合ってだの言ってたら嫌でも目立つ。 ……こいつは能天気だな お弁当を食べ終わったらしく 教室をキョロキョロと眺めているかと思うと 俺の後ろを睨むように見つめている。 ……どうした…? 「先輩、あいつ誰……」 「ゆっきー、しーっ 変に反応すると面倒臭いからね~」 ね? と向けられた朝菜の視線にゆっくり頷く 「でも、なんかすっごいムカつく顔してますよ?殴って下さいと言われてるみたいです」
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