第2章 体育祭の話

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そんなこんなで、別にわざわざ 人に手当してもらわなくても 移動じゃない方の保健室で自分で手当すればいいんじゃないかと、 保健室まで来たわけだ。 まさか開いてるとは思わなかったけど。 不用心すぎるよな…… 「……どうすればいいんだ…?」 来たはいいけど、どう手当すればいいのかわからない とりあえずソファに座ってみる。 「失礼しま……、したー」 「ん?いや、ちょ 帰らなくていいから!」 律儀に数回叩かれたノックのあとに 背の高い色白のやつが入ってくる…のをやめようとしたのを引き止める 「えー…と怪我?だよね。やっぱりテント人いっぱいだった?」 「あ、うん。先生忙しそうで…まさか開いてるとは思わなかったけど…て、脚、はどうしたの…」
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