ざんねんな彼女 <後編>

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無視して、祐介くんに什器発注方法を説明する。 かなり彼に接近して話していたら、急に髪を ひっぱられた。 「痛いです、高村さん」 「…くっつきすぎ。もっと離れて」 「仕事ですよ、コレ。高村さんも仕事して」 「俺、朝6時に女社長のとこ行って 仕事したもん。少し休憩しても許されるもん」 「あなたは休憩中でも、私は仕事中です」 「世の中の女は、皆んな俺に優しいのに、 お前だけ、どうして冷たいんだよ」
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