ざんねんな彼女 <後編>

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ああ、もう、鬱陶しい。 「このくらい離れればいいですか?」 「…うん」 やっと髪を離してくれた。 ようやく続けて説明開始。 発注書の文字が小さいから、よく見えない。 「えっと、これが1ロット…」 「36本と書いてあります」 「祐介くん、目がイイねえ」 「はは。  自分、裸眼で2.0あるんですよ」
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