第1章

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 次の日。  放課後。  僕はシズと街を歩いていた。 「放課後は、いつもこうやって、二人で楽しく過ごしてたんだ」  シズの横顔がカワイイ。  僕は彼女の頬にキスした。  シズが嬉しそうに微笑む。つないでいた手を、シズはギュッと握った。  ファストフードに入った。 「ねえ、ジュン」 「なに?」 「その、ヒロミって人のこと、気にならないの?」 「うん…」  そうだ。ヒロミ、どうなっちゃったんだろう? 「私が、その、ヒロミさんの分まで、ジュンのこと、愛してあげる」  シズが微笑んだ。  外を歩く。  話していて、シズはホント、いい娘だった。これなら彼女にしたいよな…。カワイイし。  でも、ヒロミ…。 「ヒロミさんのこと、考えてたの?」 「…うん」 「仕方ないよ。今日はこのくらいにしよ」 「うん」 「じゃあ…」  僕らはキスをした。 「じゃあね」 「バイバイ」  僕らは別々の方向に歩み出した。
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