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ヒロミといつも一緒にいた公園。
ヒロミ、来ないだろうか?
淡い期待を抱きつつ、僕はベンチでボンヤリしていた。
「ジュン…」
ヒロミだった。
「…シズとまた付き合いはじめたの?」
「違うんだ!ヒロミ!君がいなくなってたんだ…」
「いなくなる?」
「そう。この何日か、君がいなかった。そして、その前はシズがいないことになってた。それで、君と入れ替わりにシズが現れたんだ!」
「…確かに、ここ数日の記憶があいまいのような…」
僕はヒロミを抱きしめた。
「ゴメン!」
僕らはキスした。
すぐ側に、シズがいた。
「ジュン…」
「シズ…」
シズが走り去っていった。
「追いかけないで…」
「でも…」
「私とシズ、どっちを選ぶの!」
ぼくは爆発した!
「どっちも選べないよ」
気がつくと、僕は一人、公園に残されていた。
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