第1章

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 ヒロミといつも一緒にいた公園。  ヒロミ、来ないだろうか?  淡い期待を抱きつつ、僕はベンチでボンヤリしていた。 「ジュン…」  ヒロミだった。 「…シズとまた付き合いはじめたの?」 「違うんだ!ヒロミ!君がいなくなってたんだ…」 「いなくなる?」 「そう。この何日か、君がいなかった。そして、その前はシズがいないことになってた。それで、君と入れ替わりにシズが現れたんだ!」 「…確かに、ここ数日の記憶があいまいのような…」  僕はヒロミを抱きしめた。 「ゴメン!」  僕らはキスした。  すぐ側に、シズがいた。 「ジュン…」 「シズ…」  シズが走り去っていった。 「追いかけないで…」 「でも…」 「私とシズ、どっちを選ぶの!」  ぼくは爆発した! 「どっちも選べないよ」  気がつくと、僕は一人、公園に残されていた。
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