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放課後の街を一人で歩く。
どうすればいいんだろう?
ヒロミもシズも、両方好きだった。同じくらい。
「ジュン!」
シズだった。笑顔で、向こうで手を振っている。
シズと街を歩く。
「私とヒロミ、二人がいたとき、ジュンはヒロミを選んだ…」
「そうだ…。記憶がそう言ってる」
「何にも言わない。私はジュンのこと、好きだし、ヒロミも多分そう。ジュンが決めるしかない…」
…。
「じゃ、私、いくね」
僕は一人になった。
ヒロミといつも一緒だった公園。
僕はベンチで一人、座っていた。
ふと、自然に、横に女の子が座った。
ヒロミだった。
「また、付き合おう」
ヒロミが言った。
「それともシズの方が好きになったの?」
「わからない…」
「決められないの?」
「…うん」
「じゃあ、私、ジュンと別れる」
「えっ?」
「その方がいいよ。シズと付き合いなよ。私は新しい彼、見つけるから」
ヒロミが頬にキスした。
「じゃあね」
笑顔でヒロミが言った。
僕は、彼女を抱きしめた。
「ゴメン…」
僕はヒロミにキスした。
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