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「安心しろ、命まではまだ奪わない、だが少し動けないぐらいに痛い目にはあってもらうぜ!」
「ぐぉぉぉ! 落ちる!」
必死にその風に対して、抵抗はしてはいたが俺の力ではどうしようも出来なかった。
しかし、俺は地面に到着するまでの間に、水上に気付かれないように、ポケットからある物を取り出した。
「何!」
俺は、それを思いっきり地面に投げた。
するとそこから眩しい光が、この場にあらわれた。
水上はその光に視界を完全に奪われ、俺の姿をしばらく確認することが出来なかった。
その隙に俺は、すぐに加賀美を背中に背負ってこの場から逃げた。
「逃げられた? ふん……まあ、いいすぐに追いかけてやるさ」
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