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「何?」
「…なんでもない!
ねーねー、なんかプレゼントあげた?」
「………は?」
また、何を突然言い出すんだ。
「だからー、クリスマスじゃん。
何かあげた?」
「何かって、そりゃ…」
しまった。
つい、つられた。
「ねーねー、何あげたの?
指輪? バッグ?
あ、でもあのコ、
意外と庶民派なとこあるからー」
ほんの少し前までふて腐れていたくせに、真紀は一人ではしゃぎ出す。
どう扱っていいのか分からなくなって、しばらく喋らせておいた。
実は気分の浮き沈みが激しいタイプだったのか?
今まで、そんな風に思ったことはなかったんだが。
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