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「はーい、口ゆすいで下さい」
「……」
「…はい、ゆすげたらまた戻って下さいね」
「あ、はい。
…あの、それでですね！一目惚れなんです！」
「……はぁ…そうですか…」
呆れたような顔…。
そうだよな、
治療２日目にして何言ってんだって感じだよな…。
それでも、この思いは止められないんです…！
「俺と、付き合って下さい…！」
「嫌です、お断りします」
………早くね！？
答え、めっちゃ早くね！？
間髪入れずだったよ…！
「ど、どうしてもですか…！？」
「はい、どうしてもです。
一目惚れ、っていうのは信じていないので。
一目惚れほど疑わしいものはないと思っています。
すぐに冷めてしまいそうですしね。
なので、
一目惚れからの気持ちなんて信用できません」
一目惚れ…一目惚れがダメなのか…！？
「そっ、それなら…！
それなら、１つご提案が…！」
「………はい…？」
「俺、ここにずっと通って…
気持ち変わらないって……
この気持ちは本物だ、って証明してみせます！
だから……」
だから、
「俺の気持ちが本物だって、
信じてもらうことから始めたいんです！」
「……」
「…が、如何でしょうか…！」
「……」
む、無言が怖いぜ…。
だ、駄目なのかな…この感じは…。
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