愛の神託*-いわゆる初恋-*

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いつでも 王子さまとお姫様になれた小さなふたりは 黄色い花咲く空き地で口づけの真似事をした ちゅ、と音を立てたのは 王子さまの可愛いお姫様への気づかい 頬を赤らめて目を伏せる仕草に きゅん、と  来たとは幼すぎて言えなくて 遠い昔なら 王子さまとお姫様になりきれたふたりは 黄色い花が咲いていたというアスファルトの上 ばか、と声を漏らしたのは お姫様から王子さまへの最後の忠告 目を泳がせて困り果てる仕草に すきです、と とぼける君の額にキス。 image=493269120.jpg
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