第1章

2/4
前へ
/4ページ
次へ
『愛してるよ☆』… _________________ …ちゃん…お…ちゃん!!… 何か騒がしいなぁ~ 朝ぐらい、気持ち良く起きさせろよ… 「お兄ちゃんッ!! お兄ちゃんってばぁ~ッ!!」 「うるせぇ~ッ!! うるせぇってばぁ~ッ!!」 「起きてよッ!!」 「お前の騒がしい萌え声でしっかりと目ぇ覚めましたぁ~ 起きてマスッ!!」 「ちゃんと、上半身起こさないと 起きたとは言わないんですぅッ!!」 「あらあら、それは、しつれいしました、お嬢様ッ!!」 喧嘩になりながらも、言うことをしっかりときく、なんてお利口な俺の名前は、『神谷 聡』(かみや そう)。 そして、朝からとんでもなく、煩い、何処から声を出しているのか良くわからない萌え声の妹は、『神谷 菜月 』(かみや なつ)。 何故、こんなに朝が騒がしいかというと、俺らには、親がいない為、 しっかりしてない俺に代わって、菜月がしっかりするようになった。 高2の俺と中3の菜月。 2年前に両親と家族旅行に行ったとき、事故に遭って俺ら兄妹が生き残り、それから、色々とあって、叔母に引き取られて… まぁ… そんなことは、どーでもいいや で、去年から、2人暮らし。 もう、馴れたもんだな… 2年目に突入すれば…
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加