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第4章 10年前
妖魔や妖精と人間が共存している世界。
そんな世界にシェイラは生まれた。
シェイラはなぜか妖魔や妖精に好かれる女の子だった。
幼い時、妖魔が襲ってきたときは、シェイラを慕っている妖精とシェイラが一緒になって戦い倒した。
シェイラには、不思議な力があった。どこで習った訳でもないのに妖魔に対する戦う力を備えていた。
母親と二人暮らしで別に特別なところもない普通の家庭だった。
母親には、そんな特別な力はなく、赤ん坊の時に、妖魔に襲われた時などはシェイラの泣き出しただけで妖魔は去っていったこともあった。
そんなこともあり、周りの人は気持ち悪がりあまり近づかなかった。
そんなある日、通りすがりの魔法使い風の女性がシェイラをみて、
「10歳になったら魔法学校へ入れてください。彼女のためにも。」
そう言い残して彼女は姿を消した。
シェイラが生まれてから10年間。
シェイラは、母親を守りながら、毎日を過ごしていました。
あるとき、シェイラにとって6年のうちで一度不思議なことがあった。
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