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第7章 北へ
勢いよく出て来たシェイラ一行は、お金を少ししかもっていなかった。
「これじゃ、宿に泊まれないね。」
「今日は野宿しよう。」
「食べ物は?」
シェイラは聞いた。
「私たちは自然からエネルギーをもらっているから、人間のように固形物をとらなくてもいいのよ」
風の妖精シルフは答えた。
「マジですか。だからいつも元気なのね」
空腹に耐えていたシェイラは、川をみつけた。
「ようし、魚を釣って夕飯にしよう。」
張り切って木の枝を探し糸をつるし魚釣りめた。
大分時間がたったがなかなかつれない。
腹を立てたシェイラはおもむろに立ち上がり川に向かって手を差し伸べ
「ファイアーボム」
びっくりした魚たちは半焦げ状態で岸にあがった。
「よっしゃ、食糧ゲット」
シェイラは上がった魚を拾い、串刺しにして焼き始めた。
「横着者が・・・」
傍でそれを見ていた召喚獣はあきれていた。
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