18人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
「それならば、ウィング」
中級魔法師は、空中に飛びそのまま攻撃をする。
「アイスランス」
それを見たシェイラは
「え~っ、うっそ~!!飛んでの、攻撃するのもありなの?ホントに何でもあり?」
シェイラは、少々腹立たしい気持ちになった。
「それならこっちも行くよ。アルマロス、シルフ、ウィンデーネ。一気に勝負つけてやるわよ!」
シェイラは、杖に力を込め、呪文を唱える。
「最大出力ライティング」
シェイラの杖が光り輝き、そこにいる者の視界を妨げた。
会場が金色の光に覆われ、誰も何も目が開けられない。
力強い呪文をシェイラが詠唱する。
「慈愛に満ちる大地よ、我が足の鎖を解放せよ!」
「ウィング!」
シェイラは空中に飛び出した。それと同時に
「シルフ!」
「吹き抜けたる風よ、奴を包み込め!」
シェイラの呪文の詠唱が続く。
相手の魔法師に向かい、急に強風が吹きつけ、視界を覆う。
すると、相手の魔法師が、空中から落ちた。
「今よ!アルマロス、彼女が身動きできないように周りを囲んで!」
シェイラの言葉に応えるように、相手の魔法師の周りに魔方陣が表れた。
アルマロスは素早い動きで、相手の魔法師周辺に樹の棒を魔法陣の上にそって、細い樹を檻のようなものを一瞬でつくった。
「せこいまね、俺にさせんなよ」
相手の魔法師は、急遽自分をシールドで包む。
最初のコメントを投稿しよう!