第1章

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皆でお話していたら、貴方は急に立ち上がって、行ってしまった。 わたしは、恐い、と、感じた。 貴方が怒っているように思えたから。 どうしよう…? わたしは動揺して、あわてて追いかけた。 「あ、あの! 怒ってますか!??」 「怒ってないよ?」 わたしは、ほっとして。 「あのね?お姉ちゃんが、貴方のこと、取れって!」 そしたら、貴方は。 「取っちゃえば?」 そう言って、わたしにキスした。 人生初の異性とのキス。 わたしはトキめいた。 貴方は、さして気にする様子もなく、作業に戻った。
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