エピローグ

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何故か寝室で、小さいテーブルを出され、蝋燭の灯りだけの中で晩酌が始まる。 俺にまで白い着物を着せて、こいつも白い着物。 しなだれかかるように、俺に酒を注ぐくせに、男の色香はそのままだ。 「お前」 「なあに?」 「……この白い着物ってなんか切腹するときに着るやつじゃねーの」 「違うわよ。純白の着物は初夜には当然でしょ」 「下着も駄目なのは初夜のルールか?」 「……もちろんよ」 一瞬間があったので、これは多分こいつの趣味だな。 趣味全開だな。 「それにしても、お酒飲んで立たないってなったら笑っちゃうわよね」 「お前、そんなことないのは一緒に住んでから知ってるから」 「ふふふ」 上機嫌な麗一浪は不気味すぎる。
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