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「ちゃんと解いてあげるつもりだったのに、青葉ちゃんが私を気絶させてにげだしちゃうんですもの。そう言えば、どうやって帰ったの?」
悪びれもないその言い草に思わず殴りそうになる。
こいつ、全く反省してねーだろ。
「とりあえず、家も隣で当面、仕事が此処なんだから連絡先教える必要もねーだろ。死ね」
「プレイ中に逃げられるとか、ヘタクソか合意じゃなかったか――まあ、後者なんだろうな」
賢治さんの言葉に、完璧に作られたイケメンな笑顔に血管が浮くのが見える。
「よぉく見たら、賢治、貴方も縛りがいがありそうな筋肉よね、放置プレイで良かったら縛ってあげるわよ」
「俺はそんな話をしてるんじゃねーよ。青葉を中途半端にいじめてんじゃねーって言ってんだろ。お前の気持ちや性癖ばっか押しつけてんじゃねーよ」
「そうだそうだ! 賢治先輩もっと言っちゃってください!」
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