二、翌日欲情。パンツなし?

9/25
前へ
/396ページ
次へ
後ろに隠れて、がやがやと野次を飛ばすと、何故か賢治さんから拳骨が飛んできた。 「俺に言わせんな。お前も何とか自分でしろよ。男だろ、小さいがついてるだろ!」 「大きいマグナムがぶら下がってるに決まってるだろ!」 くそう! 見せてやろうか。 俺と賢治さんのやりとりに、麗一狼が口元を着物の袖で隠しながら、クスクスと笑う。 「分かったわ。貴方達がそう言うなら――全力でいかせてもらうし、いかせるからね」 「げ」 全力とかマジで気持ち悪いからお断りなんだが。 「俺、お前を抱く気はねーよ」 「私が貴方を抱くから問題ないわよ」 問題しかねーー! 俺は、女が好きな健全な男だぞ。 「それより、貴方のラインより、確かめたいことがあったのよ。ふふ」 にゅっと麗一狼の手が、俺の胸元に伸びた。 「あああん。素敵!」
/396ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2575人が本棚に入れています
本棚に追加