二、翌日欲情。パンツなし?

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ぐぐぐぐと、俺がドアを抑えているのにどんどん開けられてくる。 「小学校の入学式で私が着物だったら、男の子たちがからかったの。ぶっちゃけ、ガキどもが何を言ってたのか全く記憶になんてないけれど、貴方の行動と言葉は覚えてる」 三歳のころから俺が勇敢だったということだけは理解したけれど。 「貴方に会う前は繊細な男の子だったからめそめそ泣いてたのよ。こんな美しい容姿で、着物ばっか着せられていたから」 「昔の話なんか興味ねえよ」 「あるのは、私との未来かしら?」 ゾゾゾゾゾと寒気がした瞬間、ドアがバリバリと変な音がした。 は、 こいつ、うちの脱衣所のドアを外しやがった。 「てめえ!」 「『きもの、きれいじゃん。ないてたらおよめさんにしてやんねーぞ』よ」
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