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「ばっ 最後までヤッてねーし、俺は女じゃねー」
「でも、私は貴方の身体をキズものにしちゃったわけだし、これからも全力でいかせてもらうわあ」
ルンルン気分の麗一狼が、不意に俺の目線まで屈んで、着物の袖から何か取りだした。
「そんなにごしごし洗ったパンツには、柔軟剤を入れて洗わなきゃ……また小さく縮んだり、パリパリになっちゃうわよ」
「なっ! そんなものがあるならさっさと寄こせよ」
泡だらけの手で奪おうとすると、麗一狼は上へ持ち上げて、不敵に笑う。
「欲しい?」
「当たり前だ!」
「じゃあ、30秒だけ貴方に触らせて」
「は!? 嫌だ」
「じゃあ、10秒!」
「死ね!」
「五秒! 駄目なら、これ、持って帰っちゃうんだから」
「きたねー」
30秒は嫌だが、でも五秒ぐらいならセーフ?
「五秒でその柔軟剤全部が俺のものか!」
「もちろんよ」
「よし、俺も男だ! 受けて立とう」
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