二、翌日欲情。パンツなし?

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ノーパンの股間狙いか、上半身の縛り痕を覗くのか、 どっちでも、好きにしやがれ。 それぐらいで、済むなら我慢してやる。 一度抜きっこした(一方的だが)んだから、そんなに俺は自分の身体を勿体ぶったりしねーぞ。 女じゃあるまいし。 麗一狼の切れ長の目を捕える。 睨んで穴が開けば良いほど睨んでやる。 一瞬でも俺はこいつに弱みを見せないように、好きにさせないように強く強く。 「その瞳が堪らないのよ」 口角を上げただけで、麗一狼の手が素早く伸びた。 頬を流れるように触れた手は、俺の顎を持ちあげる。 股間でも 縛り痕でもなく、 麗一狼は俺の唇に触れた。 舌を絡ませる様な、濃厚なキスではなく。 唇と唇が触れるだけの、キス。 きっかり五秒数えてやろうと思っていたのに、向こうから唇を離された。 「ごちそうさま。甘かったわ」 そんな訳ねえ。煙草プカプカさせてニコチン野郎だぞ、俺は。 「貴方のその真っ直ぐな性格が、命取りになるんだから」 「は?」 「うふふ。おやすみなさい」 「お、おい、麗一狼?」
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