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遊牧騎馬民族の歴史、
とりわけ突厥・ウィグルに魅せられている私は、
ウィグル=カガン国期の遺跡がロシアのトゥバ共和国にあると聞き、
いても立ってもいられずに仕事を休み、
飛行機を乗り継ぎ乗り継ぎここまでやって来た。
極端な一極集中のロシアの国内を移動するには
モスクワから各地方に飛んだ方が便利だから、
成田-モスクワ-トゥバ共和国の首都クズル
という経路を取るために随分と遠い所に来たように感じてしまうが、
トゥバ共和国は、実はモンゴルの隣国である。
かつてはモンゴルの一部であり、
独立国だったこともある。
だからモンゴル国内に残る
ウィグル=カガン国時代の城址によく似た城址が
トゥバにあるのは不思議でも何でもない。
しかし、
ウィグル=カガン国時代の都市というのは、
カガン一族の住まいと言うよりは交易の拠点という感じだから、
湖の中にあるというのは不思議と言えば不思議である。
しかも、完成することなく放棄されたという。
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