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「出来ることなら先生がやりたいことなんだが、生憎俺は料理が出来ないんだ……」
あっさり承諾しては、都合良く使われたみたいで腹立たしいので、少し焦らしてから承諾した。
案の定アツオは、わたしが渋々OKを出すと、材料費を置いて意気揚々と去っていった。
さて、さてさてさて。
頼みを聞いたわたしもわたしで、料理が全く出来ないのですが……。
「騙して悪いが、わたしも料理が出来ないんでな」
一人で呟いてから更に3秒くらい経過した。
しかし、どうにもならない。
今日は帰るか……。
わたしは、問題をうちに持って帰って考えることにした。
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