1.目玉焼き

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 自宅に向かう途中、わたしはずっとどうすれば良いのか考えていた。 ドンッ 「あっすみませ――」 ……あ。 「あぁ、大丈……ってかごめか」 「今わたしがぶつかったのは幼なじみの鐘鉄紀文(カネテツ ノリフミ)くん。 わたしの幼なじみなんだ」 「おぃ、お前頭大丈夫か? 今どっち向いて喋ってた?」 「わたしは略してカネフミくんって呼んでるよ☆」 パーンッ!  わたしの頭にハリセンによる衝撃が走る。 「こっち帰ってこいや!」
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