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「ミリカ───痕になるから」
ママと貴史さんを見て
いつの間にか唇を噛んでいたらしい
ショウさんに顎を掬い上げられて
ようやく気付く
「まだ撮影残ってるから───」
あたしの視線の意味に気付いたのか
宥めるように
慰めるように───
優しい声であたしを諭す。
その日ショウさんは
めちゃくちゃにあたしを抱いた。
何も考えられなくなるまで───
「もぅ、許してッ…」
あたしのお願いは
聞き入れられることはなくて───
何度も何度も
侵入しては果てたショウさんで
あたしのナカは
いっぱいになった───
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