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「あんたたち
それで付き合ってないって言うの?」
「バカなの?」
真帆と二人、出来たばかりのショッピングモールのフードコートで梨佐を問い詰めると逃げられた。
「ああもう、じれったい」
真帆はマンゴージュースをズズッとすすった。
最近元気がなかった真帆だけど、今日の真帆はいつもの真帆だ。
真帆もあたしと同じ、ヘヴィな思いを抱えてる。相手は誰だか知らないけど。
年相応の梨佐の色恋に絡んでる時だけ、普通の高校生に戻れる気がして、こうやって二人しておせっかいを焼いてるんだ。
梨佐の恋バナは、あたし達のちょっとした息抜きなの(ゴメン、梨佐)。
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