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その背中を見送ってから気が付いた
ショウさんはあたしを
「美帆」とは呼ばない───
───じゃあ、あれは誰だったの?
真帆のベッドで
あたしを抱いたのは───
それとも、あれは夢だったの?
あたしのナカから溢れてた
あの名残は───
一体誰のモノだったの?
足元から這い上がってくる
いやな予感にぞくりとして
あたしは思わず自分の身体を抱き締めた。
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