melancholic

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「じゃあ、お前でいいや」 グイっと腕を掴まれて耳もとで囁かれる。 「───お前、誰とでも寝るんだってな」 「あたしにも選ぶ権利、あるから」 バカにしないで。 誰でもイイわけじゃない。 あたしが寝るのは 彼を忘れさせてくれそうな男だけだ。 そんな男いないけど。 今までも これからだって―――
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