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早々に食べ終えたライとラッセはすぐに席を立った。
昨日の俺の言葉を聞いていなかったのか奴らは……。
まあ今日中にリスト分を回らなければならないのなら当たり前か。
「兄さんは今日どうするんですか?」
今日は町の見回りをしようと考えていた。
家を空けるのは仕方ないが、警護はいるし保険も掛けられる。
リストの方はライとラッセに任せるつもりだった。
自分がやることは、医者の心当たりに向かうことと、この町に何が必要かを確認することだけだ。
「まあ町を回ろうかと」
「1人でですか?」
「そうだが…一緒に行くか?」
「そうしたいのですが、だめですか?」
「レイラさん」
「私も行くわ。買い出ししたかったし」
少し考えた後、三人で街に出ることにした。
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