最強の新人

16/16
前へ
/124ページ
次へ
早々に食べ終えたライとラッセはすぐに席を立った。 昨日の俺の言葉を聞いていなかったのか奴らは……。 まあ今日中にリスト分を回らなければならないのなら当たり前か。 「兄さんは今日どうするんですか?」 今日は町の見回りをしようと考えていた。 家を空けるのは仕方ないが、警護はいるし保険も掛けられる。 リストの方はライとラッセに任せるつもりだった。 自分がやることは、医者の心当たりに向かうことと、この町に何が必要かを確認することだけだ。 「まあ町を回ろうかと」 「1人でですか?」 「そうだが…一緒に行くか?」 「そうしたいのですが、だめですか?」 「レイラさん」 「私も行くわ。買い出ししたかったし」 少し考えた後、三人で街に出ることにした。
/124ページ

最初のコメントを投稿しよう!

969人が本棚に入れています
本棚に追加