第1章

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しかたなく、椅子に座る。 机の上に、開かれた本。 お・ま・じ・な・い。 おまじないの本。 わたしは、なにをしていたの? 解らない。 わたしはどこに住んでいるの? 解らない。 そのとき、頭がずきっと傷んだ。 ひょっとして、倒れて、頭でもぶつけて、記憶をなくしてしまったのだろうか? 思い出せない。 リルカはしかたなく、本を閉じた。
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