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「また…心配してんだろ?」
そう言って、沢山のモノの中で迷っている私に近づき
鼻を抓む。
「痛いです。」
2人きりになった頃合じゃないと
こうしたことはしてくれないから、
ちょっと嬉しい。
私だけに見せてくれる普段の顔が
大好きだから、
こうしたいたずら
案外嫌じゃない。
「主任って、子どもみたいですよね。
好きな子ほどいたずらしたくなるんですねー。」
俺様口調で主任に刃向った瞬間、
私の背後から
「仲が宜しいんですねー。」
第三者の声でハッとする。
そして目の前の主任は、
声を殺して笑ってる。
絶対に、こうなるってわかってた。
人が近づいてくるのわかってて、
黙ってたー。
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