第1章

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私は、ずっと自分の声やしゃべり方がいまひとつ好きになれなかった。 が、東日本大震災のボランティアをしているとき、たまたま、知り合ったシャンソン歌手の人の活動の手伝いで、合唱に参加した事があった。 それ以来、歌って楽しいなあ、って思った。 300人規模のレコーディングに参加して、みんなで歌って、それをスタジオでその場で聞いた瞬間、鳥肌が立って、そこにいた300人余りが一斉に高揚感をともなった拍手をしたのを覚えている。 声の力って凄い!って思った。 で、歌が好きになった。で、時々、ひとりカラオケにも行くようになった。 ただ、ずっとどこか歌っていても苦しくて不完全燃焼だった。上手い下手の問題ではなくて。 が、今日、一人カラオケをしに行って気がついた。 歌っていて苦しくないんだな~ ためしに、アイフォンで自分の歌を録音して聞いてみた。 自分の声が苦痛でなくなっていた。 それどころか、落ち着く。 ああ、私自分の何かにOKを出したんだなって思った。 本来なら、自分が自分で一番安心できる存在のはず。 それを、自分で自分にNGを出し続けるから苦しい。  また、ちょっと生きやすくなっている自分を発見した今日。 なんで、皆様も一人カラオケ行ってみてください^^別に一人でなくてもいいけれど~
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