第1章

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ずっと仕事辞めたいと思っていた。疲れて疲れてしょうがなかった。でも、職場にも職務内容にも、おおきな不満はなかった。 だから、辞める具体的な理由がなくて、辛かった。 それも、変な理屈だよねw 辞めたいのに辞める理由がないって。 で、さっき、ふっつ~~~と気がついた。 優先順位を間違えてたわ。 私は、とにかく犬の写真が撮りたくてしょうがない。 それも、今よりもっと上手に撮りたい。といっても、自分が納得と満足がいけばそれでいいという上手さ。 そのために、もっとカメラの事もレンズの事も勉強したかった。 でも、疲れ果てて、それが思うようにいかなかったのが辛かった。 でも、仕事やめちゃうと、お金入らないから、写真学校にも行けないし、犬達のご飯も困るし~と至極当たり前な事を堂々巡りで考えていた。 で、何がひらめいたのかっつうと、 カメラ中心の生活を組むために、仕事を正社員でなくなればいいのだ。 週休3~4日で暮らせばいいいのだ。 それだけの事だった。 非常勤で仕事すればいいんだ。それだけだった。 収入は、年収で150万円以上は下がるだろう。 しかし、たかが150万円の為に、人生棒にふるわけにはいかんと思った。 それも一生続くと思うから辛い。ああ、なんて極端な思い込み。 1年という期間限定のつもりで、久々の非常勤生活を送ればいいだけだった。
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