第2章

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その後もくだらないけど 楽しくて仕方ない時間を過ごした 君を視界から消せない自分を呪いながら 「よし、おひらきにするか」 「二次会いくひとー!」 「全員でしょ」 「だよなー」 長期戦を覚悟した私は 彼氏に電話をしようと 先に店をでる しんしんと雪は降りる かじかむ指で彼の名前を探す トゥルルルル…トゥルルル… 「椎名?どした?」 耳元でもう聞きなれた優しい声が響く 「なんでもない、クラス会楽しくて、 テンションあがって話したくなっただけ」
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