第1章

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皆に、馬鹿にされている。 嫌われている。 他人の視線がこわい。 自分の目のやり場に困る。 なんて思われるかこわくて、レジに並べない。 周りに、道行く人に、嘲笑されている。 自分が挙動不審になってしまう。 『普通』じゃない。 電車で、知らないひとに噂される。 今でも、わたしはそれらを病気の症状とは思わない。 ツラい、ツラい、現実。 わたしは、すこしでも楽になるなら、と、病院で貰った薬を飲んで出掛るようになった。
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