第1章

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そうして、 『精神のお薬』を、 飲んだのに、学校は、わたしにとってツラくて。 周りの意地悪が酷くて、 いつも、緊張して、苛苛して。 学校で、わたしは、 出来るだけ、落ち込んで見えないよう、 無理をして、明るく振る舞ったんだ。 でも、ツラくて、ツラくて。 わたしと同じく、ちょっと嫌われものの友達に苛苛しながらも、そんな心の内を無視するように優しく接した。 返ってきた、周りの反応は、 更に、厳しいものだった。 なに? あの子。 なに、急に明るくなってんの? むかつくよね! ・・・。 暗ければ、暗いでキモがられ、 明るくしたら、明るくしたで嫌われる。 もう、これ以上、どうしたらいいのか。 わたしは周りの悪意と必死に戦った。
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