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自分の表情を伺い知ることは出来ないけれど。
先生が見たかったと言ってくれたことが、とても嬉しかった。
「先生、私…」
「悪かったと思ってます。勝手なこと言って。」
被さる謝罪に目を見張ると、先生はやっぱり視線を逸らしてしまった。
「あの日から…」
ぽそりと呟いた先生の表情は、顔を背けられたせいか。
はたまた夜の闇のせいか。
上手く読み取ることはできない。
「瑞穂さんが佐伯から告白された事を佐伯から直接聞いた日。」
『興味もありません』
私がはっきりとそう聞いた日だ。
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