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全て。
全てさらけ出そう。
私の気持ち。
私の心の全部を先生に受け止めてもらいたいから。
「先生。私ね、頑張ったの。あの後、先生を諦めようとして頑張ったの。でも無理だった。」
「うん。」
優しく頷く先生は、もう私から視線を逸らしてはいなかった。
「だから、もう諦めるのを諦めようって決心したの。」
「うん。」
「恋に恋してる子供だって思われるかもしれないけど、本当に全然そんなことないんだよ?そんなこと、誰よりも私が一番知ってる。」
「うん。」
微かに笑いが含まれた声色に恥ずかしさが込み上げるけれど。
伝えたい事はひとつだけ。
「こんなに人を好きになったの、先生が初めてなの。これから先もきっと、先生以外好きになれない。」
「うん。」
先生はそう呟くと、ふわりと私を包んでくれた。
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