1882人が本棚に入れています
本棚に追加
/198ページ
止まらないのは最早、異常なくらいに心拍数の上がった私の心臓の方だ。
いや、逆にこのままだと動きすぎて止まってしまいそうだけど。
脳内パニックに陥った私の耳元で先生は、わざと息を吹きかけるようにクスリと笑った。
あまりの甘い疼きに全身が震える。
「それで…返事は?」
いつもよりも少しだけ低く優しく先生は囁く。
「っ返事…って?」
「強引にアプローチ掛けてきたくせに。これは…わざと?」
せんせい?
なんだか一瞬にして…雰囲気が変わった?
最初のコメントを投稿しよう!