第11章

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やばい、悶え死にしそう。 スルリと私の頬を撫でるのは先生の長い指。 その指がゆっくりと私の唇に触れた。 「…先生…」 「なに?」 もっと触れて欲しい。 指だけじゃなくて。 「なんて顔してるの?」 先生はそう言うけれど、私がどんな顔してるかなんてわからない。 けれど、もっと先生に触れて欲しくて、近付きたくて。 距離を0にしたいよ。
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