第4章

2/17
1879人が本棚に入れています
本棚に追加
/198ページ
完・全・復・活! ぐっすり熟睡することができた私は次の日にはケロリとしていた。 酷くなった事といえば中村先生との妄想擬似恋愛くらいなものだ。 初めてまともに話すことができてきっと妄想しやすくなったんだろう。 優しい笑顔で甘い声でサラリと棘を含んだ言い方をする先生だけれど。 私としてはそのギャップさえも美味しい妄想材料だ。 『好き』が膨らむにつれて、とても力が湧いてくる。 何でもできるような。 何でも言えるような。 もっと先生に近付く為に、どんどん当たって行かなくちゃ。 ハマってしまったバルサの試合を観ながら、明日からどうやって今までの『使えないマネージャー』のレッテルをツルンと剥がすか。 頭の中で作戦会議が繰り広げられた…。
/198ページ

最初のコメントを投稿しよう!