先生を夢中にさせるには

第４章

とは言ったものの、自分が口走った言葉で何かが変わってしまうかもしれない恐怖もあるわけで。

やっとここまでの距離感になったのに。

離れてしまうなんて考えるだけで泣けてくる。

「せっかく先生との距離が縮まって来たのに離れちゃうのは嫌だ。かと言ってスルーされちゃうのも嫌。」

「それは難しい問題ですよ？ここは潔く…。」

「そうっ！ここは潔く！」

縮まった距離をもっと縮める為には。

先生の言葉を遮ってまで断言したかった私の結論は…。