第2章 恋するミツバチ 

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「僕はっ……」 がちゃんと派手な音を立てて ティーカップがソーサーにぶつかった。 「僕はそんなの、楽しみたくありません……!」 なんだか悔しかった。 「そんな駆け引き、したくないし……好きなら好きって分かるように言って欲しいです」 正論めかして吐き捨てるけど 「そんなだから二度目で失敗した」 間違えだってことも分かってた。 「だったらそういう相手を好きになるんだな」 そうだ。 返す言葉もない。
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